C-541　こどもの部屋の絵本棚　ブラックチェリー

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埼玉県のHさんからご注文いただいたチェリーの絵本棚です。

絵本棚というと、使うのは主に小さなお子さんになるので、子どもの体格に合わせてC-167、C-196、C-281のようなロータイプでのご依頼がほとんどでしたが、今回は、子どもが成長した先のことも見据え、一般的な高さでのご注文でした。

絵本棚としての機能は下半分に集約させ、上の半分は教科書サイズや一般書籍を並べられるようにしたいというリクエストでしたので、これらのご希望を取り入れた図面を作成し、何度かの変更を経て、上図のような絵本棚をお作りすることになりました。

こちらが完成したチェリーの絵本棚です。

奥行きは27cm。設置場所の都合で、なるべく奥行きの浅い本棚にしたいというご希望により、このようなサイズになりまし。

※奥行きの浅い家具は地震の際に前倒する危険が高いこと等いくつかのリスクをご説明し、お客様の責任において安全を確保してくださることをお約束いただいた上で製作をお引き受けしました。

最上段の天板の上には高さ約7cmの立ち上がりを設けました。置き時計やフォトフレームなどを飾ることが想定されています。

この写真で2つのコーヒーカップが並んでいる棚が、この家具では唯一の「可動棚板」です。可動棚板とは、棚ダボを挿し換えることで、その位置（高さ）を変えることができる棚板のことを言います。

家具の側面（内側）に見えている黒い小さな丸が「棚ダボ」です。

一番下の段と、その上の段は固定棚板で、移動することはできません。どちらも高さは33cmとなっており、A4サイズの絵本が入るように設計されています。

一番下の段は縦の仕切りが一枚だけで、下から2段目は仕切りが二枚になっていますが、これはHさんからのリクエストにお応えしたものです。並べた絵本が倒れにくいようにと配慮されたものです。

きっと今頃はたくさんの絵本が納められていることでしょうね。　Hさん、ありがとうございました。